ツイーザーを選ぶ時のポイントとは

まつげエクステ技術者(アイデザイナー・アイリストなど呼び方は様々)にとって、なくてはならないアイテム「ツイーザー」。まつ毛エクステをつける際には、このツイーザーの良し悪しによって同じ技術者でも、出来栄えが変わるほど大きな役割を果たしています。

今回は、技術者向けにツイーザーの選びの重要性や、選び方についてご紹介します。

ツイーザーが手に合っていないと

まつげエクステを安全に、きれいに付ける第一条件として、「自分に合っているツイーザーが使えているか」が挙げられます。それでは、手に合っていないツイーザーを使っていると、どのような弊害があるのでしょうか。

・まつげのかき分けがしにくい
・施術後に手が疲れている
・挟む際に手に力が入る
・1本だけのピックアップが難しい

上記の条件に当てはまる場合、今使っているツイーザーは自分の手に合っていない可能性があります。手に合っていないツイーザーを使い続けていると、慢性的な肩・首のコリに加えて、偏頭痛や腱鞘炎など身体に不調が現れてきます。腱鞘炎になっていなくても、施術後に手に痛みが走ったり、痺れていたりしていませんか?

まつげエクステのスクールに通っている場合には、バネが硬いツイーザーを使わせるケースがあるようです。不慣れな場合は、太くて厚みがものの方が使いやすいためです。しかし、実際に働くようになってからは、自分の手の大きさや、使いやすさから、ベストなものを選んでいかなければいけません。

かき分け用

自まつげのかき分け用のツイーザーは、できるだけ細くて薄いものを選ぶようにしましょう。最初から開きが大きいものや、バネが強いものは、手は付かれるため軽くて、柔らかいバネのものを選びましょう。

ストレートタイプのものは、かき分け用として使いやすく、産毛など細い毛までかき分けることができます。しかし先が曲がったりと、壊れやすくなっているため、丁寧な扱いが必要です。

細くて薄い緩やかカーブタイプのツイーザーを、かき分け用として使う技術者の方もいるようです。ただし、先端が曲がったタイプを、かき分け用に使う際は、眼球を万が一にも傷つけてしまわないよう、使用角度に注意して使いましょう。

ストレートタイプには、指当てが片方だけついていたり、両サイドついていたりと、比較的幅広い種類の中から選ぶことができます。

つまみ用

まつげエクステンションをつまむ用・装着用に使われるツイーザー

つまみ・装着用はストレートタイプやわし型タイプがおすすめです。わし型は、先端がくちばしのようにカーブしているツイーザーです。シートタイプのまつげエクステンションを使用している場合は、Lかそれに近いわし型先端を持つツイーザーが、つまみ上げやすいのでおすすめです。

ワイドタイプは、かみ合わせの接地面が広く、ボリュームラッシュ施術の際に便利です。噛み合わせ部分の広い、わし型ツイーザーを使う人もいるようです。噛み合わせ部分が広いと、ファンの形成もでき、複数本の毛もしっかりつまむことができます。

ツイーザーは用途によって使い分け

ツイーザーの形状の種類はたくさんあり、どれを選んだらいいのかわからない方も多いでしょう。そういう場合には、「まずは使ってみる」が、大前提です。使ってみないことには、自分の手にフィットするかわからないからです。

形状によって、向いている施術はありますが、最終的には自分が施術をしやすいか、が重要です。しかし、傾向的に、軽くて薄い方が手や体は疲れにくく、少し重さがあり太いボディのものは毛をつかみやすい、という性質があります。

先端がしっかりと丸くなっている場合には、まぶた固定のテープはがしに利用できます。チタン製の軽いツイーザーでは、まつ毛パーマの施術をする時には、巻き上げが緩くなるため、向いていません。用途によって使い分けられるように、数本用意ておきましょう。

まとめ

ツイーザーは、美容師でいうシザーのようなもの。綺麗に仕上げるテクニックはもちろんですが、その技術を発揮するためには、自分にピッタリの道具が必要です。

細い方が細かい作業がしやすい、と思っていても、力加減によっては、まつげエクステンションが曲がったり切れてしまうこともあります。自分の癖や、力加減も考慮に入れて、ぴったりのものが見つかるまで、色々な種類・メーカーのツイーザーを試してみましょう。


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