グルー保管方法について

まつげエクステンションの装着に欠かせないグルー。

装着方法など学ぶ人も多いでしょうが、どんなに装着のテクニックを磨いても、使用するグルーが劣化していたら、エクステンションがすぐ取れてしまったり、安全性が下がったりと、トラブルの原因になります。

今回は、グルーが劣化してしまう原因と、正しい保存方法について紹介します。

グルーの種類

店舗で使われているグルーの主成分は主に下記の2種類があります。

・ブチルシアノアクリレート
ブチルシアノアクリレートは医療現場でも使われており、低刺激のグルーです。速乾性は多少落ちるものの、敏感なお客様の為に1つはサロンに常備している事をオススメします。

・エチルシアノアクリレート
エチルシアノアクリレートは速乾性があり、つけ放題のお店では重宝されますが、刺激性が多少あります。装着時の付く力は強いものの、パリパリした質感がある為、衝撃には弱い一面もあります。

目がかゆくなってきたら、ホルムアルデヒドが原因の可能性があるので、こまめな換気が必要です。ご紹介した2種類以外も、使用されているグルーはあるので、自分が使っているグルーがどんな特性があるのか、しっかり把握しておきましょう。

グルーが劣化していたら?

グルーの使用上、装着時の他に、普段からの保存方法にも注意を払わなければなりません。保存方法によっては、グルーが劣化してしまい、仕上がりや安全性に影響を与えます。

まずは、グルーが劣化している可能性のある具体例を見てみましょう。

〇外から見てわかるケース
・蓋がスムーズに開かない
・容器が変形している
・蓋を外した瞬間に噴き出した
・ノズルが折れる

〇グルーの見た目
・グルーがドロドロしている
・正常時よりも粘度が増す
・硬化する速度が落ちる

グルーが劣化していると、衝撃に弱くなり、まつげエクステンションがポロポロと、まつ毛から落ちやすくなります。まつげエクステンションが付いている継続時間が短くなってしまい、お客さんからの満足度も下がります。グルーが劣化していると、アレルギーも出やすくなると言われているので、管理を怠らないよう要注意です。

グルーが劣化する原因

それでは、なぜグルーは悪くなってしまうのでしょうか。

グルーには、未開封時点での使用期限と、開封後の使用期限があります。しかし、必ずしもこの期間中ならば、安全に・劣化させずに使用できるわけではありません。

〇NG保存方法
・ボトルを横向きに置いたり、ひっくり返して置いたりしている
・ノズルの先or蓋の裏に、グルーが付いたまま蓋を閉めている
・施術中に蓋を閉めていない
・ノズルの先端を切ってしまっている
・アルミ袋に入れていない

グルーは基本的に、高温多湿に弱いものです。蓋がきちんと閉まらければ、湿気が入りこんでしまいます。

グルーの正しい保管方法

グルーの正しい保管には、まずは水や湿気から、容器内のグルーを守ることを念頭に置きましょう。

・保管は湿度が低い冷暗所で、ノズルを上に立てて置く
・保存場所は18°~23°ほどの涼しい場所
・施術中は少量ずつ出しながら、毎回蓋をきちんと閉める
・使用後は、ノズルの先や蓋の中についているグルーを拭き取ってから蓋を閉める
・乾燥剤が入ったアルミ袋に入れておく

蓋は密閉できなければ、劣化の原因になります。グルーが付着したままで、保管するのはNGです。また、直射日光が当たったり、部屋の中が多湿になることも、避けるようにしましょう。

まとめ

グルーは、正しい保管方法をしていないと、1本使いきるのは難しくなります。使い切る前に、劣化してしまうためです。施術中も同様に、一度にたくさん出すと劣化するグルーが多くなります。グルーがもたつくなどの劣化を感じたら、使用をやめて、新しいグルーを追加してください。

使用期限を守ることはもちろん、開封後は状況に合わせて劣化を確認しながら使っていくようにしましょう。


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